学校だより「DAI3 NOW」に掲載したものをここで紹介しています。

 <3月23日>

  節目です。

 「3年生を送る会」で「伝統」というバトンを受け継いだ1・2年生の協力もあり、181名が巣立った卒業式は、厳粛な雰囲気でかつ感動的なものになりました。卒業生は答辞の中で「失敗から学び、成長できること」「仲間どうしで互いに注意しあい、支え合うこと」「一所懸命になるからこそ生まれる感動や達成感があること」「みんなで作り上げたことが成功したときには、大きな感動が得られること」を伝えてくれました。その思いを汲んだ1・2年生が、今日の修了式まで行事や授業、毎日の生活でがんばっている姿には、きっと卒業生も安心してくれているはずです。
   さて明日から春休みとなります。この休みを境に、中堅学年といわれた2年生は最高学年に、1年生も後輩を迎える2年生へと進級します。このような時期が「節目」です。時間は止まることなく連続していて、昨日から今日そして明日へと流れていくわけですが、人生には大切な「節目」があります。「節目」があるからこそ、人間は成長していけるのです。「節目」は自分を高めるよいチャンスです。どのように新たな一歩を踏み出そうと考えていますか。
   今の自分はおそらく1年前の自分とは違うはずです。この1年で経験した一つ一つが大切で貴重なものであり、それが一人一人を大きく成長させている要因になっています。いろいろな場面で自分自身が輝いた瞬間を大切にしていってほしいと思います。この一年の自分の成長を、そして自分のよさを確認して、ステップアップした次の一年の目標を設定してみて下さい。
   保護者ならびに地域のみなさま、様々な教育活動を力強く支えて頂きましたこと、心よりお礼申し上げます。新年度につきましても、引き続きのご支援・ご協力をよろしくお願い致します。
 

< 1月30日>

 共に過ごす日々を大切にして

 寒い日が続いています。健康には十分気をつけたいものです。さて2月を迎えますが、今年度をまとめに入る時期であり、あと1ヶ月で卒業や進級を迎える時期でもあります。3年生は卒業に向けての意識を、1・2年生は後を引き継ぐ意識の高まりを期待しているところです。
先日3年生の面接練習を行いました。中学校生活の一番の思い出として、体育大会や部活動などを挙げる生徒が多くいました。何事も全力で取り組むことで、そのときは苦しいかもしれませんが、後で思い返すと自分の成長を感じ、良い思い出として残るものです。また「あなたの長所は?」「あなたの経験から後輩に伝えたいことは?」きちんと答えが返ってきます。自分の良さを表現することができる、また自分の経験から得たもの、考えたことを自分の言葉で伝えてくれる。これも成長の証だと感じました。自分の課題から逃げたり、なげやりになったりしても、人は成長しないことなどを、学んだからこそ出てくる言葉なのだと思います。
「挫折があっても仲間がいれば何とかなる。力を合わせてがんばってほしい。」「とにかく努力を続けること、休んではいけない。」後輩への言葉の一部です。しっかりと受けとめてほしいと思います。そして共に過ごす日々を大切にしてください。

 

<12月22日>

 歩んだ道 歩む道

 「道」を題材とした二つの詩を目にしました。一つは「僕の前に道はない」の冒頭部分で知られる、高村光太郎の「道程」。続く一節が「僕の後ろに道は出来る」です。2学期の「道」を振り返ってみましょう。体育大会や合唱コンクール、部活動、そして日々の学習。「チャレンジ」できたでしょうか。「本気」で取り組めたでしょうか。得意な分野を伸ばせたこともあったでしょうが、苦手なことを克服しきれなかったこともあると思います。課題だけでなく、一人ひとりが創り上げてきた素晴らしい出来事も思い出してみてください。過去を振り返ることで、自分の力や適性を判断し、未来を見通すことにつながるはずです。

 もう一つの詩は松下幸之助の「道」という詩です。こういう言葉があります。

「自分には自分に与えられた道がある…どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない…二度と歩めぬかけがいのないこの道…他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても道はすこしもひらけない…それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる 深い喜びも生まれてくる」

「深い喜び」という言葉が印象的です。「進路」を目の前にした3年生はもちろんですが、1・2年生も「自分だけの道」ということを意識して、自分の足でしっかりと休まず歩んでください。目的地には必ず「結果」が待っています。「深い喜び」を伴う結果を導いてほしいと思っています。

 自分の後ろにどんな素晴らしい道が出来ているのか、そしてこれからどんな道を創っていくのか、新しい年を迎えるこの時期にぜひ考えてみてください。

 

<12月 1日>

   人権週間を迎えます

   先日の全校朝礼で「世界こどもの日」と「子どもの権利条約」を話題にしました。権利条約は子どもに与えられた「生きる」「守られる」「育つ」「参加する」の4つの権利が柱であると。この条約の原点となるものが1948年に採択された世界人権宣言で、「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準として」の人権とは何かを示しています。それぞれの国や地域の事情で異なる人権があるのではありません。12月10日が採択された日で、日本ではこの日までの1週間を人権週間としています。人権とは言うまでもなく、「人間が人間らしく生きる権利で、生まれながらに持っている権利」です。
   最近、いじめや虐待など子どもに関する人権問題やSNSをはじめとしたネット上の誹謗中傷、またプライバシー侵害といった人権問題が大きな社会問題となっています。常に人権ということは意識して行動してほしいと考えていますが、このような機会に、人権の意味を再度考え、子どもたちが自分を、そして友だちを大切にして、互いに認め合いながら、自尊感情を持って学校生活を送ることができるようにと考えています。
   また家庭や地域においても一人ひとりが大切でかけがえのない存在であることを認めていくことが重要だと考えます。自分を大切に思う心につながり、他を思いやる気持ちにもつながります。人権週間を迎える今、是非ご家庭でもお話ください。
 

<10月31日>

 灯火親しむべし 

 「〇〇の秋」。今まさに読書週間ですから、今月は読書について考えてみましょう。インターネットの発達した今は、どこにいてもすぐに情報を得ることができます。かつて情報機器がそれほど発達していなかったときは、知識を得るためには本を読むのが通常の手段で、図書館へ足を運んだりすることもありました。

 では「読書」は必要無くなったのかというと、決してそうではありません。本を読むことはとても大きな力を持っています。知識を得ることはもちろんですが、考える力を伸ばし、創造する力を高めてくれます。

 昔から小説を原作とした映像作品がありますが、それは脚本家や監督がその人なりに頭に描いたものを表現したものです。面白い作品だと思えても、その描き方がすべてではありません。人によって描く「絵」や描き方が違うはずですから、一人ひとりが本を読んで、自分の頭の中に自分なりの「絵」を描くことが大切です。人それぞれの面白い作品ができるはずです。

  「読書は好き」だけど、「平日は時間をかけて読書には取り組めていない」というのが、ここ数年の学習状況調査で浮かんだ三中生の姿です。学校では司書さんや視聴覚委員が読書活動をより活発にするための取り組みをいろいろと進めてくれています。

   新しい発見があったり、多くの人と出会えたりするのも読書の魅力です。ぜひ本を手にする機会を増やしてみて下さい。

 

 <9月27日>

 笑顔あふれる体育大会に

 秋も本格的になりました。「芸術の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」などと言われますが、秋は何をするにも心地よい気候であり、集中して物事に取り組むことができるところからこのような言葉が生まれたのでしょう。その秋に体育大会があります。これまでの取組みの成果を十分に発揮してほしいと思います。

 体育大会を前に「5つの誓い」という言葉を紹介します。神奈川県で中学校教員をされていた腰塚勇人さんの言葉です。

 越塚さんはスキー事故により首を痛め、全身まひになるなど大変な体験をされましたが、絶望の中からも、家族や同僚、看護師さんたちの応援と励ましを受け、奇跡的な回復をされた方です。その際、生きる希望を持ち、「命の喜ぶ生き方をする」ために自分自身との約束として生まれたものです。

 1.口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう…

 2.耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう…

 3.目は人のよいところを見るために使おう…

 4.手足は人を助けるために使おう…       

 5.心は人の痛みがわかるために使おう…

 体育大会で、この言葉の持つ意味を生かしてみてください。

 がんばる仲間を応援し、健闘をたたえ合うこと。また応援に応えること。チームをまとめていくための言葉や大会を成功させようという言葉などにしっかりと耳を傾けること。周りの人のいいところを見て学ぶこと。力の出せるところでは、仲間のために力を出すこと。努力をしても結果が出せず報われないこともあります。そんな仲間に寄り添う心を持つことなど。

 「5つの誓い」が大切にされた体育大会をイメージしてください。

 自分たちで作り上げる体育大会で、そのような場面にたくさん出会えることを期待しています。

 

<8月28日>

 「チャレンジする二学期に」

 学校の花壇の花もこの夏の暑さにも負けず、今を盛りと咲き誇っています。花になぞらえて、根がしっかり張ればいずれ成長につながり、大きな力を発揮できるということを6月に書きました。

 みなさんの根の部分は、「挨拶」や「清掃」など、当たり前のことと言われる、いわゆる基礎・基本となることです。今日から始まる二学期は、一学期や夏休みを通して根を張り始めた基本的なことを大切にしながら、「自分らしく自分を精いっぱい成長させる」二学期にしてほしいと思います。

 二学期にはその機会がたくさんあります。行事や日々の取組み。何事に対しても、決して失敗を恐れず、積極的にチャレンジしてほしいと思います。そのことで自分の存在価値も見出されます。万が一失敗したり、上手くいかなかったとしても、その原因は何かを自分で、またみんなとともによく考えたり、話し合ったりして解決に向けて努力することが大切です。あきらめずに、より良いものにしていこうとする営みや経験が将来のためにも大切なことです。「チャレンジ」をキーワードとして一人ひとりが、またクラスや学年、全校が一丸となって行事などに取り組んでください。

 いつの日か振り返った時に、「自分が成長した」きっかけがこの二学期だったと確認できる日々になるよう、みなさんの頑張りを期待しています。
Where there's a will, there's a way. (Abraham Lincoln)
「意志あるところに道は開ける。」(エイブラハム・リンカーン)

 

<7月13日>

「自分で自分をほめることを」   

 一学期も残すところ1週間になりましたが、皆さんには、この一学期、苦しいけれど頑張ってきたこと、自分なりの努力をしてきたことがあったと思います。「自分の力を引き出す努力を」と、5月に書きました。自分を高めようとする意識を持ってものごとに取り組めたでしょうか。大きな成果でなくてもいいのです。努力してきたことで「自分で自分をほめたい」と思うようなことをまず一つ、思い浮かべてみてください。きっと他の人にない、キラリと光るものがあったはずです。人は自分に対して厳しくなりがちですが、時には自分自身で「よく頑張った」とほめていいと思います。

   「努力しても誰もほめてくれない」と不満を持ったり、「自分はダメな人間だ」と思ったりするよりも、自分で自分の頑張りをほめることが大切ではないでしょうか。そして自分の頑張りを自分で認めることのできる人は、おそらく周りの人の良さも認められる人でもあるはずです。

  さあ夏休みです。時間を大切にして、何事も自分で考え、判断し、行動してください。自分で自分をほめられること がたくさん見つかる夏休みになるといいですね。

 

<6月30日>

「根をしっかりと張れましたね」

   正門付近の花壇の花。今月初め、PTAの本部役員さんや3年生の学級委員のみなさんに植え替えていただいたものですが、今とてもきれいに花を咲かせています。草花は茎をのばし、葉を増やしながら美しい花を咲かせます。その成長には、表面には見えていない「根」の部分が大切な働きをしています。しっかりと根を張り、水分や栄養分を十分に吸収し、全体に行き渡らせることで成長します。花壇の花も、根がしっかり張ってきたからこそ美しい花を咲かせているのです。

 この1学期、みなさんが示した学習や行事、部活動での成長の姿も同じように、表には見えない「根」の部分が支えているのではないかと考えています。それは『凡事徹底』としても紹介している「当たりまえのことを当たり前にする」ことと深く関係しているように思います。「時間」をきっちり守ること、「あいさつ」が心からできること、「そうじ」にしっかりと取り組むことなど。

 たくさんの人が意識して実践したことで、自分を律するとともに互いの信頼関係が築かれ、いろいろな成果につながったのです。

 「学力」についても同じような考えがあり、基本的な生活習慣や家庭学習の習慣化、環境づくりなどが学力を高めるために大切な「根」の部分だといわれています。

 基本がしっかりとできていることは、「根」がしっかり張られていることと同じで、いずれ大きな力となって発揮されるのです。

 1学期、基本的なことにしっかりと取り組めたかどうか、自分で根を張れたかどうか、今振り返ってみてください。そしてこれからも根をしっかりと伸ばしながら、幹や茎、枝葉を成長させてほしいと願っています。

 

<5月31日>

「書く」曜日でも  読む力・書く力を

 火曜日は「書く」曜日。朝の読書の時間を利用して、新聞記事をもとにしたワークシートに取り組んでいます。内容を読み取ったり、与えられたテーマで自分の意見を書いたりする取組みで、昨年度から行っています。しっかり取り組めているでしょうか。

   考える力・判断する力・表現する力といった、みんなに求められている力をつけるためにも「読む」・「書く」ことはとても大切です。

   今、中学生を取り囲む文化はますます「短文化」しています。TwitterやLINEなどのSNSでは短い文で相手に情報を伝えます。とても便利ツールなのでしょうが、いくら繰り返して書いても、読んでも、文章力が上がるわけではないと思います。

   各教科の授業で書くプリントやレポートの文、行事などの感想文など、自分の考えを文にまとめる機会がたくさんありますが、理由や根拠とともに細かくきちんと最後まで書ききることが大切です。そうすることで、さらに考える力がついてきます。

   高校入試でも書くこと求められています。また最近報道されたように、今の中学生が受験するときの大学入試も「知識・技能」よりも「思考力・判断力・表現力」を測るテストに改革されます。知識を覚えるだけでなく、「どうしてそうなるのだろう」「こうしたらよいのではないか」と自分で理由を考える力や説明する力を意識して身につけていく必要があるのです。

 「読む」「書く」の力は地道な努力を積み重ねる以外に習得する方法はありませんが、努力すれば確実につく力でもあります。「書く」曜日もその一つです。

 

<5月2日>

 「自分の力を引き出す努力を」      

 新緑が目に鮮やかな、すがすがしい季節となりました。1学期がスタートして1か月。年度当初の取組みや行事であわただしい日々が続きましたが、学校での生活には新鮮さが感じられ、また落ち着いた前向きな雰囲気があります。生徒会役員も挨拶運動を継続して取り組んでくれています。「挨拶」や「朝読書」、「授業」そして「掃除」など、三中生一人ひとりが意識して、当たり前のことにしっかり取り組んでいる姿、みんなでできる雰囲気を作っていることに感心したり、心を和ませたりしています。

 当たり前のことを当たり前に。とかく物事に対してはできない理由を探したり、言い訳を考えたりしがちですが、「できることはやる」という気持ちを持って、行動する生徒であり続けてほしいと願っています。

  さて「凡事徹底」という言葉もそうですが、校舎内に詩や言葉を掲示して、その時々に感じてほしいこと、考えてほしいことを伝えています。目にしたときは、ぜひ立ち止まって読み、言葉を心にとめておいてください。次のような言葉を目にしました。これから本格的に学校生活を進めるにあたって、一人ひとり、かみしめてほしいと思います。

 「力の差とは、力そのものの差であるよりは、自分自身で持っている力の引き出し方の差なのである。」

   元朝日新聞の論説委員でジャーナリストの轡田隆史(くつわだ たかふみ)さんの言葉です。人は誰しも生まれつき、何かしらの能力をもっています。他の人と比較して自分の力を認識するのではなく、自分が持っている能力をいかに引き出すかを考えたいものです。「未見の我」(未だ見たことのなかった自分)を発見するための努力をいかに続けるか、自分を高めようとする意識を持ち続けて取り組んでいくことが大切なのです。

 

<4月10日>

 「自ら学ぶ」一年に

 桜の花が咲きほこる中、166名の新入生を迎えた入学式で平成29年度が始まりました。準備をしてくれた2年生、そして式に参列した3年生の姿も見て、全学年、今年もいいスタートがきれそうだという思いを強く持ちました。

 本年度も三中生としての「めざす生徒の姿」を次のように考えています。

 ○自ら学び、自ら課題を解決しようとする生徒 

 ○規範意識を持ち、心と体の健康を大切にする生徒

 ○お互いの良さを認め合い、仲間と共に向上する生徒

 ○自分の思いや考えを表現できる生徒

   日々の生活や行事の中でいつも意識して取組みをすすめ、実現を図っていきたいと考えます。

 さて、入学式では「自ら学び」ということに関して新入生に話をしました。中学生に求められる学びは、自分から求めていく学びあり、「授業では、自分の考えを持ち、仲間と話し合い、協力しながら課題を解決していってほしい」「教科での知識や考え方だけでなく、学級・学年や部活動の中で人間関係を学び、心も鍛えてほしい」という内容です。自ら考えてやってみる、自ら調べる、そして納得して覚える姿勢を持つこと。一度や二度失敗しても、あきらめずに続けることが大切です。どの学年、どの学級、どの場面でもそうした三中生の姿が見られることを期待しています。

   もう一つは、「当たり前のことを当たり前に」ということです。「凡事徹底」。当たり前のことが習慣になるように、意識して取り組んでください。「自ら学ぶ」姿勢も「当たり前」であってほしいと願っています。

   4月、新たな出発の時です。新しい仲間や先生との出会いは自分を成長させる機会、学びのチャンスです。今年一年の目標を掲げ、その実現にむけて具体的な行動をすすめましょう。誰にも負けない凡事徹底を達成してほしいと願っています。一年後には大きく成長した、新しい自分の姿を見ることができるはずです。